エマルションは冷間圧延ラインで潤滑・冷却のために使用されますが、適切に除去されない場合、ストリップ(鋼板)が腐食し、最悪の場合はコイル全体の廃棄につながります。そのため、エマルジョンを確実に除去することは重要です。
なぜ製鋼業界ではエマルション除去に圧縮空気を使用するのか?
I多くの現場では、エマルションを取り除くためにラバー製の絞りローラー(リンガーロール)やスクイージーが使用されています。しかし、これらは摩耗が早く、頻繁に交換が必要です。また、摩耗や損傷が生じると仕上がりに大きな影響を与え、コストも増加します。その結果、ストリップに液残りが発生し、後工程で問題を引き起こし、最悪の場合はコイル全体を廃棄する事態につながります。
エマルションのトラブルを軽減するには、リンガーロールを圧縮空気によるブローオフに置き換える、または併用することが有効です。製鉄業界向けに特別設計されたエアナイフを設置し、圧縮空気でストリップ表面の液を効率的に乾燥・清掃することが可能です。これにより、製品品質の向上・コイル廃棄の削減にもつながります。
圧縮空気がリンガーロールより効率的な3つの理由:
- 圧縮空気はメンテナンスフリー
圧縮空気のブローは非接触のため、摩耗がなく、ほぼメンテナンス不要です。
さらに、正しく設置されたブロー装置は、常に安定した一定の空気圧で動作し、品質も安定します。 - 乾燥と清掃を同時に実現
エアブローは、液体を吹き飛ばすだけでなく、乾燥効果も兼ね備えているため、ストリップをよりクリーンで乾いた状態に保つことができます。 - 幅に合わせた調整が可能
異なる鋼帯幅に対応するには、幅に合わせて調整できるブロー装置が有効です。このタイプのブロー装置を使えば、幅が変わっても高い除去効率を維持できます。
