圧縮空気のブローは、製造現場での大きく突発的な騒音発生の原因となることがあります。
突発的なブロー音は、空気が空圧機器内から大気中へ一気に膨張する際に発生します。
圧縮空気が自由に膨張すると乱流が生じ、大きな騒音を引き起こします。
エアブロー時の騒音を低減するには、この乱流をコントロールする必要があります。
発生するブロー音には 2種類あります。
1つ目は、製造現場での清掃・冷却・搬送・選別などに圧縮空気が使われる際に発生するもの。
2つ目は、バルブ排気時に発生するインパルスノイズ(衝撃音)です。
この2種類には異なる対策が必要で、それぞれ適した方法で乱流を制御しなければいけません。
以下では、それぞれの騒音を低減するためのポイントをご紹介します。
圧縮空気のブロー
圧縮空気のブローには、オープンパイプが使用されているケースが一般的です。発生する乱流を抑えるには、このオープンパイプを エアノズルに交換することが効果的です。エアノズルは、固定式ブローと手動式ブローのどちらにも利用可能です。固定ブローではオープンパイプをエアノズルへ、手動ブローではエアノズル付きのエアブローガンへ交換します。特別設計されたエアノズルは、複数の独自形状の穴やスリットを用いて空気を分散させ、騒音を低減します。大きな1つの穴ではなく小さな穴から空気を噴射することで、一部の音の周波数帯が人間の耳に聞こえない範囲へシフトし、聴覚への負担を軽減します。
バルブ排気音の低減
バルブ排気による騒音を低減するには、サイレンサー(消音器)の設置が効果的です。
多くの現場では、圧縮空気がオープンバルブから直接排気されていますが、ここにサイレンサーを取り付けるだけで騒音を抑制できます。
ただし、サイレンサーはメンテナンスが必要のため、使用していない会社が多いです。メンテナンス不足による詰まりが発生すると、高額なダウンタイムや稼働トラブルにつながる可能性があります。
そのため、詰まったサイレンサーを定期的に交換することが重要です。
交換が必要なサイレンサーを容易に特定できるよう、警告インジケーター付きサイレンサー を使用することも有効です。
これにより、不要な停止やトラブルを防止し、保全作業を効率化できます。
警告インジケーター付きサイレンサーの詳細はこちらをご覧ください。
製造現場におけるエアブローやバルブ排気による騒音は抑制することが可能です。
適切な機器を導入すれば、最大10dBの騒音低減が可能で、人間の耳には騒音が半分になったと感じられるレベルです。
